
NHK放送博物館に展示されていた冨田さんのMOOGシンセ。
NHKの大河ドラマやアニメーション番組などの音楽を作曲していた冨田勲は、大阪万博の東芝IHI館の音楽を担当した当時、3か月ほど大阪に滞在した。
その時訪れた輸入レコード店で『スイッチト・オン・バッハ』と出会い、このモーグ・シンセサイザーのみで演奏されたアルバムを知ったが「せっかくモーグ・シンセサイザーを使っていながら音色の趣向を凝らしていない」と懐疑的な感想を持った。そして、自分ならば、モーグ・シンセサイザーによって「オーケストラに感じていた限界を打ち破り、実現でき得なかった夢を叶える」ことができると考え、またこれは「将来極めて重要なものになる」との予感からモーグ・シンセサイザーの購入を決意した。(Wiki)